夕焼けの海大
夕焼けの海1910年(明43)油彩 40.5×51.0cm
晩期の青木の作品が自然主義的な描写をいよいよ細かくしていたことは一目で分かる事である。夕日に空も海もあかあかと焼けている。その中で長い航路の涯(はて)に帆船は、今帆を下ろして休息につこうとしている。疲労のあとの深い安らぎが漂う。この色彩から印象主義の作品を思い浮かべるが、肺結核にむしばまれた青木の心象風景かと思われる。
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